Saturday, January 11, 2014

Yokohama Dreamingのビデオ(日本語)

この前YouTubeにアップしました、"Yokohama Dreaming"のビデオです。

この曲は、Imari Tonesの、いろんな意味で代表作と言える自信作"Japan Metal Jesus"というアルバムに入っているんですが、
はっきりいってめっちゃVan Halenそのまま、な楽曲です(笑)

僕は人生の中のAll Time Favorite、いちばん大好きなバンドはVan Halenだと公言してますし、
僕の書いたImari Tonesの楽曲の中にも、Van Halenを意識した楽曲は、それこそたくさんあるんですが、
この曲"Yokohama Dreaming"は、その中でも、そのまんまというか。


横浜のご当地ソングを書きたくなって、
というのは、良き友人であり牧師であるヤオさんのレゲエの曲に、"Yokohama"という曲があって、すごく良い曲なので、僕らも横浜ソング書くべきだよね、と思って。


で、こういうご当地ソングだし、もう思い切りVan Halen意識しちゃって良いよね、と自分で思ったので。
可能な限り、Van Halenの"Panama"っぽい楽曲を書いたんですよ。

もちろん、そのまま、というわけじゃなく、自分なりのひねりというかフックというかtwistは加えたんですが、
ノリとしてはもろに"Panama"という感じの。
"Yokohama"と"Panama"で、ちょっとだけ響きが似てるしね(笑) どっちも地名だし。


で、この曲のビデオをずっと作りたかったんですね。
僕は、曲のビデオを作るのは結構好きで、
今までもちょくちょく作ってます。
それは、レーベルと契約のある有名なバンドでもないし、
自分たちでインディにやっている無名のバンドだけれども、
だからこそ、活動の記録を残せるし、
またその映像を通じて表現することのできることや、
伝えられる情報、
伝えることのできるメッセージが、「インディだからこそ」たくさんあるからです。

だから僕は、自作のチープなビデオをこれまでもちょくちょく作ってきたんですが、
この"Yokohama Dreaming"に関しても、ずっと作りたいなと思っていた。
だって、楽しいのができそうだからね。

でも、アイディアもそうだけれど、ロケーションとか、登場人物とか、撮影の手間とか、とにかく面倒だったので、なかなか実現せず。


で、昨年10月の、The Extreme Tour Japanの際に、これはちょうど良い機会じゃないか、と思って、オフの日に急遽The Burn Insの人たちに手伝ってもらって、横浜観光を一緒にするついでに、撮影したわけです。

で、横浜公園というか、横浜スタジアムのすぐ横で演奏した映像も入ってるし、みなとみらいをフィーチャーしまくって、彼ら外国のバンドが出演することで、国際的に横浜観光をPRする雰囲気も出まくってるし。


で、このビデオも、やっぱり、Van Halenの"Panama"を意識したわけです。
ぜんぜんそんなふうに見えないかもしれないけれど、
僕としては、自分たちの守備範囲の中というか、あった素材の中で、できる限りVan Halenの"Panama"のビデオに似せようとしたわけです。


結果的にぜんぜん似てないかもしれないけどね(笑)
ぜんぜん、チープなプロダクションの自主ビデオだし。

でも、Van Halenの"Panama"のビデオは、僕は大好きだったわけです。
すごく楽しいから。
そういう、楽しい雰囲気を出そうとしてみました。



で、素材として、自分が近年はじめたスケートボードというものがあって、
それを使ってみようと。
横浜をスケートボードで走る映像を使おう、と。

で、The Burn InsのAaronと一緒に滑ったんですが、
言い訳をすると9月、10月と(ツアー準備で)あまりスケートできておらず、
スランプに陥っていて、このビデオに収録された自分の滑りがすごくぎこちない。オーリーもしょぼいし。

いかにも初心者な滑りなんですが、
(まあ実際、まだ初心者なんだけれど)
でもね、初心者だからこそ表現できることがある、とね。

初心者だからこそ、初々しさや、希望のようなものを表現することができる。
これが、何年かたって上手くなってしまったら、上手い人が普通にスケートボードの技を決めているビデオになってしまうものね。


言い訳としては、10月のツアーの最後で石巻のOneparkで皆の前でスケートセッションやった際に、本番に強い自分は復調して、
ツアー後、年末にかけてかなりスケートの腕前も上がったんですが、
(結果的にVarialflipも出来るようになったし、Bigspinもなんとなく決まるようになってきたし)

でもこの初心者ぽい初々しいスケーティングで、横浜の街を走るという絵は、狙い通りで満足しているわけです。

一応、曲中では、ギターを持ったままでキックフリップも決めているしね。
アーロンにもヒールフリップをやってもらって、無理矢理だったけど。


僕がこのビデオの出来に満足しているのは、
いろんな理由があるんだけれど、
ひとつは、ずっとやりたかった「Van HalenのPanamaへの自分なりのオマージュ」を達成できたこと。

もうひとつは、あれですね。
自分は、もう30歳をとっくに超えているけれど、
(40に達したら、立派に年齢をジョークのネタに使うと思います)

このビデオを見ても、
成長がないというか、中身は少なくともあんまりティーンエイジャーの頃から変わっていない。良くも悪くも。

それはそれとして、
少年ぽい夢や希望みたいのを自分なりに表現できたことだよね。

人は誰でも、輝くために生まれてくる。
僕はそう思う。
その輝くための方法は人それぞれ。
輝くための場所も人それぞれ。

この素敵な横浜の街を走る。
そして世界を駆け回る。

人によっては、
ジェット機に乗ったり、
ポルシェに乗ったり、
ベンツに乗ったりするのかもしれない。

でも自分が輝く方法は、
ギターを弾き、仲間と出会い、皆で演奏し、
そしてスケートボードで走ることだった。

このビデオにはそれらが全部入っている。

それを表現できたことが、
いちばん嬉しいことです。


Tak / Imari Tones (伊万里音色)

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